anthocyanin*

宝塚歌劇団についてひたすら書くよ

【花組】花組公演 ポーの一族(宝塚) 場面ごと振り返り5(二幕第1場~第7場)

もう明日千秋楽!ということで…明日はライブビューイングにいくので、どう変わっているか(あと記憶違いがどんだけあるか)楽しみです!
結構変わってました!ラストとか!とか!

さくさくと二幕目もいきたいと思います~!

 

第1場A

二幕の始まりは銀橋から。このエドガーの衣装がまた可愛くて…まさに「原作で見た!」というやつですね。この頃はなんか男爵とちょっと和解というか打ち解けてる感が出てるようにも。気だけかもしれない…。

第1場B

クリフォードとジェインの婚約披露パーティーのシーン。
この二人が本当にお似合いで、バイクじゃなくてもそう思うよね!という、劇中でも(悲しくも)珍しいみんな幸せといった雰囲気がとてもいいですよね。
しかしここで個人的に注目しているのはやっぱりゆきちゃん演じるシーラ。
貴族社会の単語に疎いのでなんと言えばいいのかわかりませんが、パートナーを順番に変えてダンスをするところで、男爵とささやきあって横入りするんですよね、クリフォードの前に。
なかなかの策士ですが、このささやきあいや、男爵がすっとシーラの背中を押すという細かい部分がとても…良いです…

第1場C

初めてアランとメリーベルが出会う、短いながらも印象的なシーン。
リーベルが「いつもやっかいかけて…」と言うのですが、これも原作のセリフですよね。ちょっと時代を感じて、でもそこが可愛らしいというか。
こんな小さい子がやっかいなんて知らないよ!と思ってしまいます。


エドガーはメリーベルに対してかなりの罪悪感を抱いているわけですが、これはちょっとエドガー気にしすぎじゃない!?と思わなくはないです。
リーベルにとっての幸せは血がつながっている兄のエドガーと一緒にいること、そしてシーラみたいなお母様と男爵みたいなお父様と家族のようにいること。一族になる際、体こそ弱くなってしまいましたがメリーベルの求めている環境といいますか、愛自体はそこにあると思うので…。
でも兄として、人間として年をとって幸せになって欲しかったと強く思う気持ちも同様に強く理解できますので、難しいところですね…。

すっかりアランが蚊帳の外になってしまいましたが、メリーベルと見つめ合った時「The・宝塚!」みたいなSEが鳴ったので初見でちょっと笑いそうになってしまいました。いいシーンなのに。
ロゼッティに似ていると大興奮のアラン。私の中で彼のテンション絶頂期はココだと思っています。あとは下がるだけだし…。
実際クッソ早口でテンションあげあげで声まで上ずっちゃってアランとても可愛い。最後の「バーイ」ってなんだよもう。可愛い。

第2場

マダムのエキシビションシーン、これインパクトありますよね~!
私がまだ駆け出しも駆け出しの宝塚ファンになりたての頃、花組の娘さんで一番最初に認識出来るようになったのは、芽吹さんでした。
上品で美しくて、歌もうまくてなんて可愛らしい娘さんだろう!と。
私の娘役の入り口は芽吹さんです。なので、今回こんなに目立つお役でバリバリやってくれたのでとても嬉しいです…!

そしてウェディングドレスの相談相手がいないジェインに、シーラが声をかけます。いや~、こんなキレイな人に相談乗ってもらえるなら嬉しいよね~!とか軽く思ってしまいます。ジェインは結局一族には加えられなかったわけですが、加わったら意外と楽しくやるかもしれないですよね。
でも純粋な心を持つ女性だし、厳しいかな…(別にシーラが不純というわけではないですが。むしろ純粋過ぎるくらいだし)。

第3場A

出てきたぞクソガキども!(褒め言葉)でも10代の少年ってこんなもんですよね…。相変わらずみんなかわいい。
エドガーが来てテンションが上がりそうなところをぐっと抑えるアランは、人間が出来ていますね…。可愛い。
でもわざと、皆に「もうけがは~なおったんだね~~~~」って棒読みで伝えるところがとっても可愛い。アランは演技が出来ないんだね、素直な子だもんね。

第3場B

高台での二人の会話。エドガーとアランの見ている視点がちょっとずつ違うので、血の話をしてもちぐはぐな部分があり、そこのズレがまたいいですね。
ここでも手すりに腰掛けるエドガーという素晴らしい絵が見られるんですが、どうしてこれを舞台写真として売ってくれないのか理解に苦しみますね…。なんでなのよ…。
ロゼッティの(焼き絵の)ペンダントを取り合ってキャッキャウフフとか…可愛い…けど…というシーンで、エドガーの心の声がまた切なく。

わかりあえる人だからこそ一緒にいたい、だけどそれにはバンパネラにするしかない…という悲しい葛藤が、あの短いシーンに込められているように感じます。

アランは思わず聖書の言葉を言っちゃうわけですが、ここがまた個人的にいいんですよ…。震えながら絞り出すような声がとてもいいです。
れいちゃんはどうしても歌唱力の面で不安があると言われがちですが、感情をのせまくる歌はとても素敵だと思います。

エドガーが人ならざるものであったときのショック、だけど好き(嫌いになれない)、もしかしたらメリーベルもという不安などがぐっと詰まってあの歌になっていると思うと…。

歌が上手いジェンヌさんは沢山いますし、れいちゃんより上手い方も沢山いますが、このシーンはやっぱり、れいちゃんがあの震える声でやることがとっても意味があって、素晴らしいことだと今でも思います。

第4場

降霊術会本番!ここでキング・ポーが再登場。海辺の小屋へ近づくな…という意味深すぎるフラグを残し去っていきます。
会のあと、ジェインがバイクに「手をつなぎながらもずっと目は婦人を追っていたわ」と悲しそうに語るので、毎回「よっしゃ次確認しとこ!」となるのですが、よく忘れています。でも確かに見てました!見てましたよ!
そしてマダムに銀の銃弾を託されるイケメン二人。フラグ!これ完全なフラグだよ!!

第5場

ポーツネル一家がここで本当に家族になるんだな…と感じられる素敵なシーンですよね。ここの歌、本当に好きです。大好き。

また、ここでエドガーはアランのことを「生意気だけど汚れがなく、純粋」という非常に高い評価をしていることがわかります。

長い時間を生きてきた中で、様々な汚れた人間を見てきたのかもしれません。
でも自身が汚れてしまったら純粋な人間を嫌う(羨望も含めて)か、そもそも純粋か判断出来ない可能性もあります。
アランをそう評せるほど、エドガー自身も純粋で汚れがない存在なのかもしれないですよね(自分ではそう思ってなさそうだけど)。

そしてこれまた「もう帰ってこないかと思った…」とネグリジェで出てくるメリーベルが可愛すぎてこれはもう犯罪では?というレベル。
舞台写真買っちゃったけど!?可愛い!

第6場

アランのテンションがどんどん下がってくることがありありと分かる名シーン(?)。またこれ、天真さんのハロルドがいいんですよ、嫌なオッサンで。

そしてアランも健気なんですよね。クリフォードに向かって「母さんはすっぴんでもキレイでしょう!」って、なんて可愛いんだろう。

これまで彼の小さな世界にはレイチェルという母親しかいなくて、でもその母親も自分に本当に愛情を注いでくれているのかもわからなくて…と、本当に孤独なアラン。
しかも、大好きだったロゼッティも亡くなり、マーゴットしかおらず。

マーゴットもなんとも切ない、家の、お金のために使われると自覚しているかわいそうな子なんですよね…。だけどうまく表現できないのが、お年頃の娘さんらしくて。幸せになってほしいです。下の子はまあ、いいかな!(しかし弟役の糸月雪羽ちゃんはクソガキプレイがすごくうまくて腹たちますね!すごい!春妃うららちゃんも可愛いし!)

第7場

アランがメリーベルに求婚するシーン。ここで、アランは「わかっていたけど認めたくなかった」という事実、彼らがバンパネラであることをはっきりと知らされます。
でも、それを知っててメリーベルのところに来てるなんて…健気というか…アランにはもう、彼らしかいなかったのだと思うとかわいそうでかわいそうで。

みている側からすれば「理解出来ない同族より理解できる異種族の方がよくね?」となるんですが、実際自分がその立場になったとしたら、すぐ決断出来るものではありませんよね。

エドガーからすれば「わかって来たならもうなるっしょ!」って感じで攻めていきますが、メリーベルは「まだ未練があるわ…」と。
3人の思いがそれぞれ悲しくて、は~何も言えない…みたいなシーンですが、ビジュアルパンチ力は非常に高いという…素敵なシーン…。

やっぱり人間であることを捨てるにはかなりの覚悟が必要で、それはバンパネラになって長く時を経ていたり、シーラのように自ら望んで純粋にバンパネラを受け入れられるような人物でないと、ムリですよね…。
そう思うと、シーラって本当に大物なのだと思います。素直に受け入れちゃってるんだもの。