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宝塚歌劇団についてひたすら書くよ

【花組】花組公演 ポーの一族(宝塚)場面ごと振り返り その2(一幕第2場~第6場)

小さいエドガーと老ハンナの出会いから、館が焼かれてしまうまで。
個人的に毎回萌えてしまったセリフがここにあります。本当にかわいい。

 

 

■第2場A■

エドガーと老ハンナとの出会いのシーン、OPからの流れで自然に物語に入り込める感じですごいなあと(何度も)思っています。
とても短いけれどエドガーがメリーベルを大切に(むしろ自分よりも…)思っていること、そして老ハンナの「人間より怖いものなんていない」という、伏線があり…と濃いシーンですよね。

■第2場B■

個人的に芸達者シーンと名付けています。ほんと天真さん、歌うまいな~!羽立さんはもちろんだけども、うまいな~!
このお二人はとても好きなのでつまり好きなシーンです。
個人的に花組の層の厚さを感じられる場面で、「花組…隙がねぇ…」と感じながら舞台を観ています。

上手側で観ることが多かったので、一ノ瀬航季くんが可愛いなあと思っていました。
スカステの「男役道」でも可愛かった!まだ若いからかぷくっとしていてそこもいいですね!(カッコイイシュッとした男役になるには多少削ったほうがいいんでしょうけど…)

■第2場C■

1(ピー)歳のエドガーとメリーベルの、本当に温かくて優しくて…可愛らしいシーン。
はいかわいい(はいかわいい)
貴重な10代シーン、人間の二人はとても可愛い。バンパネラの二人はとても優しい。
この舞台の中で一番優しさに包まれているのがこのシーンかもしれないというくらい、本当に温かさで溢れてますよね。

NOW ON STAGEでゆきちゃんが「泣きポイント」と言っていましたが、このシーン以降、ここまで愛に包まれているような柔らかな場面てないですもんね…。

水車も最初あまり回らなかったのが結構回るようになり、千秋楽近くになると「キッ」とか小さな音がするくらいまで酷使されていました。毎日何回もくるくる回ってたもんね君…。

可愛い顔で可愛い顔でくるくるいいながら、手はかなり素早く水車にピシッと当てているのをみてそのアンバランスさにフフッとなりました。

ここで老ハンナにメリーベルが「どこからきたの?」と聞きますが、老ハンナの回答は決してメリーベルだけではなく、今生きている自分たちにも当てはまるものだなと感じます。

いくら生まれがよかろうが、愛されていないと感じていたらそこは自分の居場所でもなんでもないですもんね(エリザのルドルフとかさ~…)。

このシーン以降、メリーベルのテーマといえる水車の歌(ルサンクによると「お前の水車」)がマイナーキーになってしまうのが…悲しい…

■第3場■

やんちゃなクソガキどもとの可愛いケンカから、美しいシーラと出会い一曲お願いするシーン。

シーラさんのドレス、初めて観た時は「ドレスキレイやな~」としか思わなかったんですが、家に帰って原作漫画を確認すると、原作のデザインにかなり準拠してるドレスなんですよね…こだわりがすごい。

ゆきちゃんがババンと歌うシーンはここだけながら、今までのあらましを歌にして美しく歌い上げるという、印象にガッツリと残るのはさすがです。「おませさん」の言い方も素敵過ぎる。なんてお姉さんなの。

歌にあわせて合いの手を入れるエドガーも少年らしくてとてもキュート。最初の方は永遠の愛にかなり疑問を持ったような懐疑的な顔をしていたんですけど、後半の公演になるとそれが和らいでいたように感じました。

「女性は永遠の愛に憧れるもんなんだな…」と納得でもしたのでしょうか…。個人的には柔らかい表情の後半のほうが「シーラはそれだけ永遠の愛にあこがれていて、それがかなって嬉しいんだろうな」という感じがして好きです。

その後の微笑ましいやりとりもほっとします。後のことを考えると…。

■第4場A■

第1幕の見せ場のひとつ、婚約式。このシーンも大好きです。何よりBGMが!大好き!
そして皆さん華やか!振付も不思議な感じで、まさに人ならざるもの感出てる!(OPでも言った)

このときの男爵・シーラの衣装もすごく素敵。こちらもまた原作準拠なのがすごい。(大老ポーのセリフもそのままだし)

ここはメインに行われる婚約式・覗こうとするエドガー・これまた覗こうとする村の子どもたち…と観るべき場所が多すぎてどこを観ればええんや!となってしまうところですよね。

何回か観劇の機会があったのでいろんなところを観ていましたが、子どもたちの動きが面白くて好きでした。
大老ポーが出てくるときにエドガーが真ん中に出てくるんですけど、子どもたちはそれを見つけて自分たちのほうに呼ぼうとするんですよね。誰が呼ぼうとしてたかまでは忘れてしまいましたが…(つかさがやってたレミだったかな?本当にうろ覚え)。

でも止められて(多分止めたのは聖乃あすかちゃん?)止めるんですけど。こういう細かな演技はこのシーンに限らずどこでも起こっていて、そういうのを観るのも楽しくてたまりません。

シーラが老ハンナに血を吸われるときに驚いてエドガーはダイナミックに花瓶?を転がしてバレてしまうのですが、これも最初の方はちょっと転がってあっ…見つかった…という感じだったのに、後半になるにつれて非常にダイナミックに花瓶?もご本人も転がっていて観るたびにフフッとなっていました。個人的なフフッポイントが結構あるんですよね…シリアスで重い話なのに…。

エドガーはメリーベルを盾に取られ、ポーの一族に加わることを了承するわけですが、この時の怖がるメリーベルに対して「離れでお待ち」という声質がたまらなく優しくて、ああエドガーなんだなあ…こんな時でもお兄ちゃまなんだなあ…と感じます。

人間のエドガーの時で一番好きなのがここです。個人的最大萌えポイント。

■第4場B■

子どもたちが村に帰っててんやわんや、あれよあれよと言う間に討伐じゃー!となるところですが、コーラスからのちょっと激しい音楽になる移り変わりがたまりません。

ここから館が焼かれるまでのスーパースピーディーな展開は正直時間の展開としてはありえないものではあるものの(1日でメリーベルの里親見つかる!?っていう)、舞台という上では特別突っ込むところではないかな~という感じです。

子どもたちも歌に入ってきますが、飛龍つかさくんの声は本当にいいなー、歌うまいなーと思いながら聴いています。すごく通るし、これからも頑張ってほしい!

亜蓮くんも頑張って欲しい…個人的にSante!!ですごく良くしてもらったのもありますけど(優しくしてもらったら応援したくなるのは普通だよね!)「アイラブアインシュタイン」でも役がすごく立っていたし背も高くて素敵なので伸びてほしいなあと思います。

■第5場■

リーベルがアート家に行ってしまう…すでにお前の水車はマイナーキー…寂しい…。

もうこの時はエドガーはバンパネラなんて大嫌いだうわーんモードで非常に皆さんにキツい当たりをしていますが、10代の少年が優しいおばあちゃまやレダと過ごして美しいシーラと出会い幸せな人(男爵)とわあよかったね!としていたら突然怪しいおじいちゃんが出てくるはシーラはおばあちゃまに血を吸われてるはで混乱するのも致し方ないんでしょうね…。

自分を守るために反抗するしかなかったのかもな~とか色々考えてしまいます。まあ反抗期の少年ってこんな感じなのかな、っていうところもあるんですけど。

その後おばあちゃまもとい老ハンナが塵になってしまいます…最初みたとき「おおっ!」となりました。まさに塵!吹き上がる塵!

レダとかいたけど一緒に倒されたりはしなかったんだな~とか野暮なことを思いつつ、音楽の盛り上がりとともに「ついに…」という観客のテンションも高めてくれるいいシーンだと思います。

■第6場■

老ハンナの消滅とともに、館にも村の人たちの手が迫るという非常に緊迫したシーンで、音楽もかっこよくてお気に入りのシーンのひとつです。

これまで共存してきたんだからこれからも共存できそうなものなのにな…と思いますが、やっぱりそうはいかないんでしょうね。

館に村人たちが現れ、大老ポーはエドガーに血を与えます…が、個人的にはここで素直に受け入れなくて逃げちゃえばいいのにとか思っちゃうこともあるんですよね。

とはいえエドガーとしては、ここで逃げたりすればメリーベルに何が起こるかわからない、だから受け入れるしかないという感じではあると思うんですけど。

最初は当然のごとく拒否してますけど、シーラがエドガーの手を握り、何かを訴えるように目を見つめることでエドガーも運命を受け入れざるをえないのかな、という感じで決意した表情を見せますが、この時のシーラってもうバンパネラなので「一族の血を絶やさないためにも吸われてね(しかも大老ポーの直系だし)」みたいな部分もあるんじゃないかなと思うんですよね。

もちろんここで拒否したらお話終わり!となっちゃうので吸われるのは当たり前なんですけど、なんかこう、あまりにもバンパネラを拒否していたのに受け入れるのすごいな…と思ってしまうので…。

エドガーは2幕でメリーベルを守るためバンパネラになった、と言っていたので、やっぱりここで自分が約束を果たさなければメリーベルに危害が及ぶかもしれないと感じてここで腹をくくった、ということなのかもしれないですね。

全然言及していませんが大老ポーを演じる一樹千尋さんはすごいお声もいいですし、さすがの貫禄と存在感ですよね。出演しているシーンこそそう多くはありませんが、どれもこれも鮮明に覚えています。さすが専科さん…!
この前に神家の七人も観ていたのですがそちらでもとても素敵でした!めっちゃワルかった!